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​石川 英昭

偕行会城西病院 腎臓内科医

​【経歴】

​1999

1999

2001

2004

2005

2009

2010

2015

2017

​2020

  3月

  5月

  4月

  4月

10月

  4月

  4月

  4月

  7月

  

  4月

​【資格】

東海大学医学部 卒業

小牧市民病院

公立陶生病院

JA愛知厚生連 海南病院

岐阜県立多治見病院

中津川市民病院

公立学校共済組合 東海中央病院

JA愛知厚生連 江南厚生病院

名古屋第一赤十字病院 腎臓内科 代表部長

偕行会城西病院 内科部長

日本腎臓学会 腎臓専門医・指導医

日本透析医学会 透析専門医・指導医

​SNS

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@Hideakidney
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石川英昭
(https://www.fb.com/100013723113850)

石川先生イラスト図1.png

Introduction Video

2022/10/16

インドネシア国立ハサヌディン大学へ
           セミナーを実施

​大盛況の腎臓病セミナー

知られざるその舞台裏に迫る!

Hassanudin Scientific Fair 2022で、この度、

ハサヌディン大学医学部・非常勤教授に就任された

偕行会城西病院の石川先生がリモート登壇する!!

是が非でも、この一大イベントを成功させねば。

そんな思いでスタッフ一同、駆け抜けたこの2ヵ月余り。

幸い成功裏に終わり興奮冷めやらぬ中、

石川医師に無理を承知でセミナー報告をお願いしたところ

快諾頂き以下の寄稿文を頂戴した。

今回のセミナーの趣旨はなにか?

そこに込められた思いとは?

熱く語られる石川医師から学べば、

きっと腎臓内科医を目指したくなる?!

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​偕行会城西病院 石川 英昭

(序文)

 平均年齢が 歳と若いインドネシアでは(日本は 歳)、腎臓病診療の様相も当然日本とは異なるはずである。そう考えた私は、英語論文を読み解きインドネシアの慢性腎不全の原因として最も頻度が高い病態は、高血圧である事を知った。

 

 しかし、残念ながら腎臓病専門医はまだまだ不足しており、多くの患者さんが満足な診療を受けられずにいるのが現状である。となれば、若い医学生に将来腎臓内科医として活躍してもらう事こそが、ハサヌディン大学医学部の使命のひとつであるはずだ。急性期から慢性期まで。積極的治療から緩和ケアまで。腎臓内科が扱う領域は実に幅広い。

 

Hasanuddin Scientific Fair 2022での特別講という大変名誉ある仕事を任された私に出来るのは、自身の仕事を紹介しながら、腎臓内科医のやりがいを情熱をもって語る事だけだ。そんな想いを込めて、

 

「Current Approach of hemodialysis patients for Elderly Patients」
(高齢血液透析患者への治療の現況について)

というタイトルのスピーチが誕生した。

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来たれ! 未来の輝ける腎臓内科医たち

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 まずは、日本の腎臓病医療の総論を伝えた。その後、リハビリ療養が中心の当院の仕事の紹介を続けた。外来透析におけるシャント血管のメンテナンス、心血管病や下肢動脈疾患などの合併症対策。悪性腫瘍のスクリーニングの重要性も強調した。更に認知症の早期発見、予防としての音楽療法など城西病院が得意とする医療についても説明した。すべて英語スピーチのため多少の緊張はあったが極力笑顔を心がけた。

 そして中盤、特に力を入れている運動療法と、更に現在試作機が完成した運動療法アシスト ゲームについて、プレイ動画を放映した。

予めお知らせしていた通り、ここで一旦小休止。長丁場の講義では、

途中のリフレッシュが不可欠だ。

 

 そして最終章、老年腎臓病診療では避けて通れない終末期の医の倫理課題について、背景となる知識と具体的な症例を提示した。患者さんとのよりよいコミュニケーションの在り方について、医師となってからも常に問い続けて欲しい。そんな事を願いつつ、是非情熱的な腎臓内科医として共に働こう!と締めた。

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(当院における高齢患者診察の特徴を紹介)

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二〇二二年十一月吉日、山紫水明なる岐阜の自宅にて

「Terima kasih banyak!」(インドネシア語で、どうもありがとうの意)。結びの挨拶を終えると、画面からは多くの生徒さんや先生等の拍手の音が聞こえてくる。 人を超える聴講者に向けて、スピーチを終えた瞬間だ。共に準備を進め、今日はスタジオと現地を繋ぐ重要な仕事を任された、二人のムスリム女性スタッフ、ムスティカさんとハスリアニさんもヒジャブの下から安堵の笑顔を覗かせる。二〇二二年十月十六日、気持ちよく晴れた日曜日。大役を終えて、少し肩の荷降ろした私は、その後法人本部のスタッフの方々の粋な計らいで、名古屋市内のインドネシア料理店での束の間の会食を楽しませて頂いた。濃厚な味わいのアボカドジュースや、チャーハンとよく似た風味のナシゴレンに舌鼓を打ちながら、来日中のインドネシア人研修医らと談笑した。

今回のセミナーが彼らにとって、なんらかの学びとなったならば幸いである。

 

 そして、大変貴重な機会をお与え下さった偕行会本部の方々ならびに、ハサヌディン大学の諸先生方には、この場を借りて厚く御礼申し上げる。今後も、医師を目指す若者たちの模範となるべく日々精進したい。

 

 いつの日か海を越えて常夏のインドネシアで、未来の腎臓内科医たちと、海岸線に沈む夕日をゆっくりと眺められたら最高だ!

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(初の海外向けリモート・セミナーを終えて)

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